【新唐人日本2011年2月13日付ニュース】アメリカの2大住宅ローン機構、ファニーメイとフレディ・マックがオバマ大統領の改革を受け、閉鎖のおそれがあります。2社のローンを大量に持つ中国が巨額の損失をこうむるかもしれません。
“ウォールストリート・ジャーナル”は、オバマ大統領が出す予定の改革案で、2大住宅ローン機構が閉鎖に追い込まれる恐れを指摘しました。
中国政府はかつて長年、外貨準備高を使って、2社の債権を購入していたため、巨額の損失をこうむるのではと案じられています。
アメリカの格付け機関、スタンダード&プアーズによると、去年6月までで、中国の金融機関の持つ2社の債権は3400億ドル、約4兆3000億円。
しかしある専門家は、5000億ドル、6兆円を超えると指摘。中国の関係機関は、ただちに2社の債券を売るべきだと提案します。
しかし、中国当局は巨額の損失を否定しました。
また、香港の全国政治協商委員で経済専門家の劉夢熊さんは、中国が大量の債権を購入した背景について、リベートが狙いだったのではないかと分析。国際的な慣例では、株式や債券の購入には2.5%の手数料を支払いますが、高いリベートを得るためにリスクの高い債券を購入したと予測しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
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